Spiral Capitalの特徴・評判・投資先実績を独自取材

Spiral Capitalの特徴・評判・投資先実績を独自取材

2020.07.04

大企業のオープンイノベーション支援企業であるSpiral Innovation Partnersをグループ会社として設立し、X-Tech領域のスタートアップの事業成長に寄与する大企業との連携サポートが強みのSpiral Capitalの特徴・投資先実績・投資判断のフローを解説します。




Spiral Capitalの概要


設立

2015年10月6日

ファンド規模

250億円

ファンドの特徴

大企業のオープンイノベーション支援企業であるSpiral Innovation Partnersをグループ会社として設立し、X-Tech領域のスタートアップの事業成長に寄与する大企業との連携サポートが強みです。また、投資銀行、コンサルティング、PE、VC、事業会社などバックグラウンドが様々なキャピタリストが所属しています。

投資ラウンド

Pre-SeriesA・SeriesA・SeriesB以降・Pre-IPO

バリュエーションレンジ

3億円~上限なし

投資金額

5,000万円~5億円まで

リード投資

積極的にリード投資をする

海外投資

案件によっては投資もする

タイプ

VC

投資スタイル

ハンズオン

投資テーマ

インターネット/テクノロジー領域全般をカバーしつつ、X-Tech(ネットとリアルの融合)を重点テーマとしています。投資領域としては「業界変革型ビジネス(特定の業界において既存産業が抱える課題を解決し、付加価値向上を図る)」「新産業創出型ビジネス(先端的なテクノロジーやビジネスモデルによって、業界横断的に新たな産業を創出する)」の2領域が主な対象です。

地域性

その他

学生起業家・若手起業家からの相談歓迎

会人からの相談歓迎

スタートアップへの転職相談歓迎

有望な人材紹介実施

フォロー投資に積極的

PR支援が充実

営業ネットワーク提供

会社HP

https://spiral-cap.com/

連絡先(StartupList)

Spiral Capital: 千葉さん立石さん Spiral Innovation Partners: 岡さん


Spiral Capitalの組織体制

10名で構成されています。各メンバーの経歴はウェブサイトをご覧ください。

https://spiral-cap.com/team




Spiral Capitalの投資判断のフロー

審査プロセス

審査プロセスは以下のフローになります。


  • STEP①:投資担当者DD 

  • STEP②:社内会議 

  • STEP③:マネジメントプレゼン 

  • STEP④:投資委員会


上記4ステップという流れで、平均的には初回面談からクロージングまで2〜3か月です。


審査に必要な書類

審査には以下の書類が必要です。


  • 事業計画書、数値計画、資本政策表

  • 基本情報(謄本、定款、株主名簿、決算書、過去の投資契約書類、経営陣経歴書、組織図、重要契約書類など)

  • 事業・ビジネスモデルによって異なる資料をお願いすることがあります(営業用資料、KPIデータ、顧客リスト、営業パイプライン、開発ロードマップなど)

投資判断における審査ポイント

重視する点は以下です。


  • 経営チーム(強み、経営スタイル)

  • 市場(課題、規模、参入機会)

  • 競争優位性(技術、ブランド、ネットワーク効果など)

  • ビジネスモデル(ユニットエコノミクス、収益構造)

  • 事業リスク


上記を総合的に検討します。大前提として全てが揃っているものを求めていたり、平均点の高いことを理想と考えていたりすることはありません。各社それぞれに強み・弱み、カルチャーがあるので、それらを把握し、どのように事業を成長させるかを一緒に考えたいと思っています。


関連記事:エンジェル投資家とは?出資の受け方、知っておくべき裏の顔 関連記事:エンジェル投資家とマッチングするには?おすすめ方法4選と落とし穴

Spiral Capitalの投資先



以上のスタートアップなどに投資しています。

https://spiral-cap.com/portfolio


代表的な投資先企業:オープンロジ


画像出典元:会社HP https://service.openlogi.com/


【事業概要】EC事業者の在庫保管、梱包、配送等のロジスティックの効率化という課題を解決する物流プラットフォーム事業の運営。倉庫事業者に対して、少量多品目の在庫を取り扱うためのクラウド型WMSを提供し、荷主が簡単にオンラインで物流業務をアウトソーシングできるシームレスなプラットフォームを構築している。

【資金調達の近況】累計の調達額は10億円(2017年7月に7億円超の資金調達)

【会社HP】https://service.openlogi.com/


代表的な投資先企業:div


画像出典元:会社HP https://di-v.co.jp/


【事業概要】テクノロジー人材を育成する「TECH::CAMP」、TECH::CAMPを企業向けの研修として提供する「TECH::CAMP研修」、未経験からのエンジニア転職をサポートする「TECH::EXPERT」など、テクノロジーを軸としたスクール事業・人材紹介事業を展開している。

【資金調達の近況】2020年5月、総額約18.3億円の資金調達を実施。

【会社HP】https://di-v.co.jp/


代表的な投資先企業:POL


画像出典元:会社HP https://pol.co.jp/


【事業概要】研究者の可能性を最大化するプラットフォームを創造することを目指すLab Tech企業で、理系学生に特化したシェアNo.1ダイレクトリクルーティングサービス「LabBase」、企業と研究者を繋ぐ産学連携プラットフォーム「LabBase X」を運営している。

【資金調達の近況】2019年9月にシリーズAで10億円調達

【会社HP】https://pol.co.jp/


その他投資先企業

  • ビジョナル(ビズリーチ持株会社)(ダイレクトリクルーティングサービス及びHR向けクラウドシステム)

  • Candee(動画の企画・制作等、分散型メディア向けの動画関連事業)

  • maneoマーケット(不動産担保融資を中心とする日本最大のソーシャルレンディングサービス)

  • FABRIC TOKYO(スーツ・シャツ等のフォーマルウェアのカスタムオーダーECサービス)

  • よりそう(格安葬儀サービス)

  • ENECHANGE(電力比較サイト)

  • ookami(スポーツ観戦コミュニティアプリ)

  • Z-works(介護領域を主としたIoTプラットフォー)

  • Tangerine(Beaconのマネジメントプラットフォーム)

  • みんなのマーケット(生活支援サービス・ローカルサービス分野のECモール)

  • ルームクリップ(住まいに関する、写真投稿型のCGM)

  • ナーブ(不動産、旅行等のライフスタイル領域におけるVRコンテンツのプラットフォーム)

  • フューチャースタンダード(簡単&安価に映像解析ソリューションを構築できるIoTプラットフォーム)

  • rakumo(G Suite(旧Google Apps for Business)のグループウェアやSalesforceのCRMサービスの機能を拡張してビジネス用途に使いやすくするクラウド型オフィスツール)

  • CLUE(ドローンの遠隔操作用外付型IoTデバイス及びデータ管理クラウドサービス)

  • BERTRAND(EC向け出荷管理システム)

  • SenSprout(農業用土壌センサーをコア技術とし、農業の効率化・省力化事業を運営する東大発ベンチャー)

  • Mikawaya21(新聞店やガス販売店といった地域密着型ビジネスを支える、経営コンサル・システム提供等をの提供)

  • シタテル(衣服生産プラットフォーム)

  • スタディプラス(国内最大の学習管理プラットフォーム)

  • SORABITO(中古建機のオンライン販売プラットフォーム)

  • アイデンティティー(IT人材に特化したエージェントサービスと求人広告媒体の運営)

  • プラネット・テーブル(農畜水産物の流通・物流プラットフォーム)

  • ストリートアカデミー(日本最大級スキルシェアサービス)

  • BPM(建物メンテナンス施工管理システム)

  • スナックミー(おやつの商品開発、生産、販売まで一気通貫でサービスを提供するD2C事業)

  • WAKAZE(日本酒のグローバル展開に取り組)

  • GITAI Inc.(宇宙空間における作業代替ロボットの開)

  • Gracia(誕生日・記念日や結婚祝い、母の日など多様なシーンに最適なギフト選びに特化したサービス)

  • TVISION INSIGHTS(テレビを対象としたメディアリサーチ、テレビ CM・番組の効果測定分析サービスの提供)

  • WED(レシート画像を 1~10 円で買い取るアプリ)


まとめ

Spiral Capitalの特徴は、大企業のオープンイノベーション支援企業であるSpiral Innovation Partnersをグループ会社として設立し、X-Tech領域のスタートアップの事業成長に寄与する大企業との連携をサポートすることです。興味のある方はぜひご連絡してみてください。

※概要欄に連絡先を記載しております。


エンジェル投資家の探し方については下記にまとめましたので、興味がある場合はご一読ください。

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画像出典元:unsplash

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