シード・アーリー期にあるtoC企業へのリード投資と成長サポートが強みのW venturesの特徴・投資先実績・投資判断のフローを解説します。
W venturesの概要
W venturesの組織体制
キャピタリスト4名、PRパートナー1名、中国担当パートナー1名で運営されています。
代表パートナー
新 和博(Shin Kazuhiro)
2011年よりミクシィにてアライアンスや事業買収等を歴任した後、2013年アイ・マーキュリーキャピタル立ち上げと同時にヴァイス・プレジデント就任、2015年同社代表取締役就任。 主な投資実績としてはFIVE(2017年LINEにM&A)、ラクスル(2018年IPO)、ポケットコンシェルジュ(2019年AMEXにM&A)、スタディプラス(社外取締役)などがある。 それ以前は、NTTドコモにて法人営業や事業企画、ベンチャー投資を担当した。 W venturesでは最年長だけど、気持ちは若くありたい。 プリン体多めの飲食物が好み、サッカーとバスケ観戦が好き。
代表パートナー
東 明宏(Akihiro Higashi)
2012年よりグロービス・キャピタル・パートナーズにてベンチャー投資に従事。6社で社外取締役を務めた。主な投資実績としてはエブリー、クリーマ、リノべる、イタンジ、ホープ、ルートレックネットワークス、アソビュー、ランサーズ等がある。 2017年Forbesが発表した「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家BEST10」で7位にランキングされる。日本ベンチャーキャピタル協会「Most Valuable Young VC賞」、 Japan VentureAward2017「ベンチャーキャピタリスト奨励賞」等受賞。 それ以前は、グリーにてプラットフォーム事業の立ち上げ/ゲーム会社への投資、セプテーニ・ホールディングスにて子会社役員を務めた。 スイーツ好きでW venturesのマンスリースイーツを担当。 最近は生け花(池坊)とサウナを勉強中。
ディレクター
服部 将大(Masahiro Hattori)
2008年、三井住友銀行入行。法人銀行業務を担当。2010年より、SMBCベンチャーキャピタルへ出向。リーマンショック直後の厳しい投資環境下から一貫してベンチャー投資に携わる。2018年、日米でVC投資を行う独立系VC のDNX Ventures(旧:Draper Nexus Ventures)へ参画。SaaS領域での投資業務をメインに従事。これまでのおもな投資先は、エブリー、Kyash、クックビズ、global bridge HOLDINGS、スマートニュース、チームスピリット、ユニファなど、累計45社。シードからレイターステージまで幅広く総額35億円超規模での投資案件を担当し、そのうち10社をIPO/M&Aへ導く。無類の銭湯・サウナ好きでもあり、週3日ペースで通い詰める。オススメはらくスパ神田とレインボー新小岩。サウナとテニスコートでの投資相談も承っている。 (Photo : Shunichi Oda)
インベストメント・マネージャー
高津 秀也(Shuya Takatsu)
2017年に新卒で日本生命グループの資産運用会社に入社、投資顧問分野に従事。主に年金団体へのマーケティング業務や営業管理を担当。 W venturesにおいてはエンタメ系企業を中心にDDや投資先業務支援を行う。 小学生の頃よりアニメが好きでここ15年間ほどの主な流れは語れる。 特に語れるのはガンダムシリーズ・エヴァ・コードギアス・ラブライブシリーズ。 その他、小学生時代の愛読書は広辞苑であったり、薬の成分表が好きだったり、革製品はタンナーまで調べないと購入の意思決定ができなかったりと基本的にオタク気質。
W venturesの投資判断のフロー
審査プロセス
審査プロセスは以下のフローになります。
STEP①:社内会議
STEP②:マネージメントプレゼンテーション
STEP③:投資委員会
審査開始から投資意思決定まで最短2週間程度、平均約1〜2か月程度で行っています。(例外として『W speed』プログラム(※)はこの限りではない)
※シード期のスタートアップ向けに特化した投資支援で、投資検討日数は最短で1営業日、投資金額は数千万円規模
■シード投資プログラム『W speed』について
創業前や創業間もないシード期のスタートアップを対象とした、投資支援プログラムです。スタートアップのスピード感に合わせた迅速な投資決定を実現します。https://forms.gle/o7YHYujELoqitGeC8
審査に必要な書類
審査には以下の書類が必要です。
登記簿謄本
定款
株主名簿
資本政策
ピッチデック
事業計画書等
投資判断における審査ポイント
重視する点は以下です。
経営チーム
マーケット
ビジネスモデル
投資条件
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W venturesの投資先
以上のスタートアップなどに投資しています。
https://wventures.jp/#portfolio
代表的な投資先企業:モノカブ
画像出典元:会社HP https://monokabu.com/
【事業概要】スニーカー特化売買サービス
【資金調達の近況】直近ラウンドにおける資金調達額は約2.2億円
【会社HP】https://monokabu.com/
代表的な投資先企業:レンティオ
画像出典元:会社HP https://www.rentio.jp/
【事業概要】カメラや家電、ベビー用品などのレンタルサービス
【資金調達の近況】直近ラウンドにおける資金調達額は約10億円
【会社HP】https://www.rentio.jp/
代表的な投資先企業:クリーマ
画像出典元:会社HP https://www.creema.jp/
【事業概要】ハンドメイド・手作り・クラフト作品の通販、販売サイト
【資金調達の近況】累計資金調達額は約24億円
【会社HP】https://www.creema.jp/
その他投資先企業
ガレージバンク(個人向けセールアンドリースバック)
RIM(ゲーム大会を自動化する eスポーツプラットフォーム)
アンビリアル(バーチャルカラオケ配信アプリ)
YOUTRUST(「友人の友人」までの転職・副業意欲が閲覧でき、スカウトメッセージが送れるサービス)
RABO(食事や運動など愛猫の健康変化に気付けるスマート首輪)
Ascenders(「スポーツで働く」を実現するプラットフォーム)
Carot(VTuber関連事業)
ラントリップ(ランナー向けSNSアプリ等)
おかねアンサー(お金の専門家Q&Aサイト)
GO TODAY SHAiRE SALON(フリーランス美容師のための個室型シェアサロン)
デイブレイク(特殊冷凍ソリューション)
SG ENTERTAINMENT(ライバープロデュース事業)
サイマックス(医療ヘルスケアプラットフォーム)
トリビュー(美容医療の口コミ・予約アプリ)
mikai(音楽系を中心としたバーチャルタレント事務所)
ukka(オーナー制度プラットフォーム)
meleap(テクノスポーツ)
スナックミー(おやつ体験ボックス)
まとめ
W venturesの特徴は、シード・アーリー期にあるtoC企業へのリード投資と成長サポートです。創業前や創業間もないシード期のスタートアップを対象とした、投資支援プログラムも行っております。興味のある方はぜひご連絡してみてください。
※概要欄に連絡先を記載しております。
エンジェル投資家の探し方については下記にまとめましたので、興味がある場合はご一読ください。
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画像出典元:unsplash